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2012年6月15日金曜日

岡本の残した言葉 ~『存在の軋み・ヒトガタ』より~

今、新しい人形を製作している。
岡本の三回忌に向けて、
新しい人形での新作発表までは漕ぎ着けられなかったけど
今月末に呉に行くので、その際に
岡本の墓前でその人形を披露しようと思っている。

人形を作りながら
何か岡本の公的な文章がとても読みたくなり
岡本の哲学が凝縮された、
「存在の軋み・ヒトガタ」というタイトルの文章を探した。
夏のサミット2002@こまばアゴラ劇場
「ismサミット参加団体による演劇論集」に寄稿した文章だ。
その冊子は見つけられなかったが
映画「VEIN」の公式パンフレットに掲載されていたので
岡本部屋で眺めた。
沢山大事な事が書いてあったが
特に今の私の心に引っかかったのは、

“人形作りは「遣い手が持ったときに初めて完成する人形」をよしとする”
完成され過ぎた人形は遣い手を拒絶するのだ。”



“わずか2メートルでさえ飛び上がる事の出来ない人間の肉体の「動」の限界を(※人形は)「静」によって越える事さえ出来るのである。”

という2つの言葉だった。